LOG IN

日本最古の映画館で観た、「この世界の片隅に」

by ルリ子

私の住む、新潟県上越市。
ここには1911年 (明治44年) に開業した、日本最古の映画館「高田世界館」があります。

高田世界館

築100年の建物は、老朽化などの様々な困難を乗り越え、現在はNPO法人の上野迪音(うえの みちなり)さんと、ボランティアの方々によって支えられています。

そんな高田世界館で私が観るのは、「この世界の片隅に」。

すでにご存知の方もいると思いますが、物語は昭和20年、第2次世界大戦下の広島・呉を舞台に描かれています。
私は「この世界の片隅に」を観るなら、絶対に高田世界館で観よう、そう心に決めていました。

入り口には12時で止まったままの時計。
となりには新潟県のご当地アイドル、「Negicco(ねぎっこ)」のサイン入りポスター。
一般的な映画館にある、ポップコーンや飲み物などの売店はありません。

石油ストーブが置かれただけの館内は、正直、上着がなければかなり寒いです。私は2度目だったので、ホッカイロを持参。硬い椅子を考慮し、入り口で支給されるブランケットをお尻に敷いて、万全体制でのぞみました。

そう、そこまでしてでも観たい。そう思える人にこそ訪れてほしい映画館なのです。

あっという間の2時間。

不思議なことに、上映後にライトが点灯されても、すぐに現実世界に引き戻されるわけではなく、じんわりと余韻が残り続けるのです。席を立ち外へ出ても、私を含めたお客さんたちは、映画の世界感にのまれたように、静かにパンフレットなどを眺めていました。

都会では味わえない、この感覚。

ひとつだけ私が失敗したこと。座席が硬いため、ブランケットだけでは足らずお尻が痛くなってしまいました。今度は座布団になるものを持参しようと思います(笑)。

SNSの反響



ルリ子
OTHER SNAPS